遠くの推しと近くの推し ~推しとの適切な距離感とは~

少し前に書きましたが、私には直接会える推し(ダンサー)がいます。

と言っても、レッスンを受けに行ったり用事があればメッセージのやりとりもしたりしてるので、私の中ではもう「推し」と呼べる存在ではなくなりましたが。
直接的に会える人は推しでなくなる…という話はこちらに少し書いております。

推しとの距離感

先日、そのダンサーさんが出演されるイベントを観に行ってきました。
一応うっすーい知り合いではあるので「観に行きますね」という連絡もして、帰りが遅くなるので「イベント後のグリーティングには参加せずに帰りますね」ということも伝えていました。
イベントの翌日、感想をメッセージで伝えたら感謝の言葉をいただいたまでは良かったんですが、「せっかくなのでお話したかったです」と言われて、なんか違うな…と。

いや、ダンサーさんは何も悪くないんです。たぶん他のファンの方にも同じようにメッセージを送ってらっしゃるんだと思うし、それが彼の誠意だというのも分かるし、
距離の近い推しってこういう感じなんだろうな
というのは理解できるんです。

ただ、私がそういう人を推しとして人生かけて推したいかというと、やっぱり違う。
近すぎるんです。
近すぎると「推す」の意味がわからなくなってしまう。
これは私の距離感の問題で、ゼロ距離になっても推せる人もいると思う。
距離が近い推しの界隈では、推しと付き合う人とかもいるみたいだしね。

あと。
普段の会話を聞くのも、できれば避けたいなって感じました。
ダンス仲間の方だと思うんですが、レッスンの時に親しそうな生徒さんがいらっしゃって、その人と会話してるのを聞いて多少イメージは変わりました。
私はこういうのを見たくないんだなって思った。

別に感じ悪かったとかでは全然ないです。
本当に普通の会話。
きっと日常を見るのが嫌なんだと思う。
これ言うと「こじらせてる」って言われたりするんだけど、
こじらせてません

推しとは何かを考えると、その人の日常生活まで推すわけではないので、そこを見る必要がないと思うんです。
タレントというのはある程度キャラを作って成り立つものだと思っているので、裏側は見せないで欲しい。
おそらくこれが「近くの推し」を推せない理由だと思ってます。

まぁ、伝わらない人には一生伝わらないと思いますが。
そういう人にも、本人が見せようとしてない(あるいはうっかり見えてしまった)裏側を暴いて晒しても幸せなことはないよ、ってことだけは理解して欲しい。

誰がタバコ吸ってるとか、女遊び激しいとか
そういう情報も一切いらない。
情報を得たとしても、わざわざ教えてくれなくていい。

タバコ吸ってても、ギャンブル(合法なら)してても、遊び散らかしてても、
そういうのを表に出してこなくて、推したい部分が変わらなければ推し続けますよ。
※タバコ吸ってる人をどうこう言いたいわけではありません。ただ、アイドルとタバコがちょっと不釣り合いかなとは思ってるので「アイドルの顔の時」にタバコは吸わないで欲しいと思ってます。
でも、それが距離近い人だとやっぱりにじみ出ちゃう。
人間臭さが見えてしまう。

私は推す理由の中に人間臭さは必要ないと思ってます。
これはただの私の意見ですが、人間臭さは見ない方が幸せだと思ってます。

その点、ジャニーズのみなさんは基本的に「表に出していいもの、出さない方がいいもの」が分かってると思うんですよね。
寝起きの無防備な表情も、これ出して大丈夫かっていうのを考えてから出してると思う。ある意味あざといけど、それでいい。

もちろん距離が近くてもしっかり線引きが出来る人もいると思うし、ファンとの適切な距離を保ち続けられる人もいると思う。でも、そういう人ってその界隈では冷たいとか言われちゃうんだろうなとも思う。

上の記事で書いたコロナ禍のUSJのキャラクターみたいに、運営側から「ここまでね」って線引かれてる方が、自ら距離ぶち壊す心配がなくて安心して推せる。
いくら距離保とうと思っても、やっぱり好きだと近づきたくなるのが人間の心情だと思うので、私はそれが怖くて近い推しには必要以上に距離を取ってしまうんだと思う。
たぶん迷惑になるようなことはしないとは思うけど、徐々に近づくと境界線が曖昧になってしまうから。

あと、非常に逆説的なことを言いますけど…
遠くにあるものほど引き寄せたいじゃないですか。
もちろん引き寄せると言っても、近くで会える推しほどの距離までには至らないのが分かってるからこその、引き寄せたい。
めちゃくちゃ遠くにあるものを、少しでも近く感じたい!
っていうのが、推しに焦がれる気持ちを更に増幅させているのではないかと。
宇宙の天体を望遠鏡で見る感じ?知らんけど。

だから、ライブや観劇に行くことを敢えて「会いに行く」っていう表現にしたいんじゃないのかなとも思う。
会いに行けるわけないよ。わかってるよ。一方的に観に行ってるだけなんだけど笑

そして、もし一瞬でも目が合ったら100年分くらいの幸せを貰って帰って来れる。
その一瞬がどれだけ低い確率で成就したものかを考えると、気が遠くなるほどじゃない?

まずライブに当選する→良席を割り当てられる→推しが目の前にくる→自分を見てくれる
をおおまかに推測の割合で換算すると
50%→5%→40%→30%
だとしても…0.3%の確率
(0.5×0.05×0.4×0.3=0.003)

いや、もっと前から言うとタイミングよくその推しに出逢えた確率もかなり低かったと思うので、ものすごい奇跡が重なって得られた1秒です。
そこに萌える笑

人の価値観はそれぞれなので、もちろん私の価値観を押し付けているつもりはありません。
ジャニヲタがよく言ってる「尊い」ってこういうことじゃない?っていうのと、せっかくの尊い推しの尊さを薄れさせるような言動はなるべく避けたいよねってことが言いたかったので文章にしてみました。

デビューツアーも決まったし、
たくさんのトラジャ担が推しの尊さを現場で実感できますように✨

「お久しぶり」の方も「はじめまして」の方も、一緒にデビューをお祝いして感涙を流しましょう😭✨

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